いじめ防止フォーラム
こんにちは。小・中・高とイジメられ続きてきた、あかねこ(@akaneko222222)です
当ブログでもいじめられた経験は何度か書いていますが
日本全国で「いじめ防止フォーラム」が開催されています。
あかねこは滋賀県民なので、滋賀の大津市民会館で開催された2018年度フォーラムに参加してみました。
事前申し込みしたら誰でも参加可能で、参加費は無料です。
いまだに滋賀県は「いじめ」のイメージが強いですが
実際に私も滋賀県内の学校でいじめられてきたから、否定はしません。
「いじめ防止フォーラム」とは
いじめのない社会を目指し、中学生たちが意見交換する、いじめ問題について考えるフォーラムの事。
第一部はゲストをお招きしてトークを行ってもらい、第二部は中学生達が意見を出し合っての話。
2018年のゲストは、プロフィギュアスケーターの鈴木明子さん。
あかねこ、あんまりテレビを見ないし、スポーツも興味がないので正直、鈴木明子さんこともほとんど知りません。
フィギュアスケートをやっているオリンピック選手というのはうっすら知っている程度で(;´・ω・)
写真で見るよりも実物のほうが可愛かった。
ニコニコしていて、声も可愛くて。こりゃモテそうやな。
手話の人に目がいく
司会の人、大津市長の越直美さん、鈴木明子さん、ステージに立っている方の隣に必ず「手話」の人がいました。
鈴木さんの講演会の時も、ずっと手話の人が隣で手話をしてはったんやけど
これが面白くて
私の興味は、完全に手話のほうにいってしまっていました。
自分で手話は出来ひんし、まったく理解も出来ません。
でも手や指を器用にくるくると動かす姿がめちゃくちゃ面白くて。
手話は何度か見たことはありますが、こんなに長時間、生で見るのは初めてでした。
3人の手話の人がいて、一定時間が経過したら次の方に交代されてました。
手話での通訳って、物凄い頭使いそうやもんね。
明るい服装で、笑顔でお話される鈴木さんより
地味な服装の手話の人のほうが、ずっとずっと目がいってしまいました。
おそらく手話の人は目立ってはいけないという規則があると思うんやけど
私には誰よりも目をひく存在でした。
自分でも手話を話してみたいなぁ。
あ、私は別に難聴ではなく耳は聞こえます。
聴覚過敏で聞こえすぎなくらい聞こえます。
話を覚えていない
なので申し訳ないのですが、鈴木明子さんが何を話していたのかは
ほとんど覚えていません(おい!!)
ただ「いじめられた」という言葉はなかったと思います。
いじめられたわけではないけど、過去に色々辛い経験をしていて、でももうちょっと頑張ってみよう、
みたいな話だったような気がします。
オリンピック選手やと、頑張るというスケールが違うもんね、世界を相手に戦うんやもん。凄い。
昔のいじめと今のいじめは違う
第二部では、中学生達がステージに上がって意見交換をしていましたが「ネットでのいじめ」が現代っぽいなと思いました
あかねこのいじめられていた頃はまだネットがなかったけど、今はネット社会なので「LINEでのいじめ」が顕著みたい。
グループラインで無視されたり、LINEで悪口言われたり。
また、昔は「学校内だけのいじめ」だったので、家に帰れば逃げることが出来るけど
(あかねこは逃げる場所がなかったので、結局一人になれなかったんですが)
今はスマートフォンの普及により「家にいても、塾にいても、いじめ」られるから、24時間いじめられるという話が印象的でした
LINEは基本的に自分しか見ないので、周囲には見えないよね。
だからいじめられていても、余計周りに気付かれにくいみたい。
直接言葉でのいじめでなく、文字でのいじめ。
解決策ではなく、アドバイスを
中学生が「大人はすぐ自分の経験に基づいてこうしたら良い、とか解決策をくれるけど、おせっかい」
「話を聞いてくれるだけで良い。アドバイスをくれるだけで良い」と言っていました
そうやんね、学生時代にラインでいじめられたなんて、今の大人世代は誰も経験がない事やろう。
ただ過去にいじめられた経験は大人になっても忘れられないし(自分自身に中学生の子供がいてもおかしくない年齢になっても)
当時は言える人もいなかったから、今こうやって書いてます。
「人に話を聞いてもらうだけで良い」
「そっとしておいてほしい」
「助けてほしい」
など、頼みたいことは人それぞれ異なると思いますので、そのあたりは難しいんやけど。
私は「助けてほしい」という想いがありました。
友達はいないし、親に言っても先生に言っても、助けてもらえませんでしたが。
周囲は助けてくれていたのかもしれません。
でも、私自身は助けてもらえたとは思っていません。このあたりも見解の違いがあるかも。
空気が読めない
あと「空気が読めなくていじめられる」みたいな話もしてましたが、
アスペルガーは空気が読めない
耳が聞こえない人に、いくら話をしても聞こえない。
足が不自由な人に、いくら歩けと言っても歩けない。
そんな感じで、アスペルガーに空気読めと言っても読めない。
私はそうやって「空気読めない」ために、過去にずっといじめにあってきました。
アスペルガーだとわかったのは、大人になってからだったので10代の頃はそんなん知りませんでした。
「読めないから仕方ないや」とあきらめているわけではないです。
そういう障害なんだと気付いた後は、こうやってブログ書いたりして努力しています。
自分空気読めないから~と開き直っている人や、何も努力をしていない人は、それこそただのKY(空気読めない)です。
最後に
もし中学生の時の自分に話が出来るのであれば、色々と言いたいことはあるけど
自分には「アスペルガー」という障害があるんだよ、という事だけは伝えると思う。
聴覚障害者には、手話がある。
下肢障害者人には、車いすがある。
じゃあ発達障害者には、何がある??
私は鈴木明子さんみたいに発言出来る影響力も、何にもないけど
そういう人もいるんだっていうことをわかってもらえたら嬉しいです。
アンケート用紙があったのでちょこっとだけ感想を書いてきましたが、長い感想はここで書きました。
フォーラムに参加した人が誰か、読んでくれたら良いなぁ。
S中学校の卒業生より。