クラスに1人は空気読めない生徒って
絶対いるよね~!!
私がまさにそのタイプでした…
でもさ、空気読めなかったら
ハブられるから必死で空気読もうって
なっちゃうんだよね~
学校ってそういう「空気を読む」
能力を身をつける場所でもあるんでしょうが
アスペルガーには無理でした(;´Д`)
今回は「協調性のないアスペルガーの対策方法を考える」話です
協調性のないアスペルガー児の実例
こんにちは。
手を挙げるという行為が物凄く苦手な発達障害者、あかねこ(@akaneko222222)です
小学生の頃の文化祭で、クラスごとに出し物をしましょうっていう企画があったのですが
「お芝居やる」
「食べ物屋さんやる」
とか意見が出て
その時、最終的に残ったのが「お化け屋敷」と
「コーヒー屋さん(今でいうカフェ?)」
私はどっちでもいいや、と思ってたのですが
どっちもやろう!
お化け屋敷でコーヒー出そう!
じゃあ、何がやりたいか
1人ずつ挙手して教えてください
当時うちのクラスでは各自の名前が書かれた
磁石式のカードを黒板に貼っていて、
日直とかの時はその名前カードを貼ったりしていました。
そこで皆、手をあげて
「お化け屋敷でコーヒー屋さんやりたい」って言う人が多くて
黒板に貼られる名前も「両方」のほうが増えてきた
そしたら「え、じゃあ自分も」「じゃあ私も…」
って言う人が増えてきて
結局、私以外全員が「両方」になりました。
長いものには巻かれろ?
普通ならここで「じゃ、じゃあ私も両方で…」となるでしょうが
どーでも良かったので挙手することなく、ずーっと黙ってました。
「両方」の札に私以外の名前の札が貼られて、私の札だけが残ってしまった。
ああ、私が一番嫌いな「目立つ」状態に…。
斉藤さん、どうする?
どうでもいい
だいたい両方やりたいって人が多いからって、
じゃあ自分も人が多いほうにするって何で?
そもそも文化祭とかしたくないし
両方するなんて大変だし面倒に決まってるし
そんなん言ったら学校なんて面白くないし(勉強は嫌いじゃない)
とか色々考えていました
こりゃイジメられて当然かもしれません。
でも本人に自覚無し。
普通は「こんな事したら仲間外れにされるかも…」とか考えるんでしょうが
何も考えてなかった
「嫌われたくないから周りの意見聞いておこう、周りに合わせておこう」
って普通の人なら思うんでしょうが、別に嫌われるとかどうでも良くて
「自分が興味のない事にはまっっっったく興味持たない」だけ
逆に自分の興味がある事には恐ろしく知識を持つ
ただ、両方するなんて面倒だな~とは思ってました。
どっちか片方で良いのに…
「お化け屋敷をやりたい人」
「コーヒー屋さんをやりたい人」
「両方やりたい人」
って3回質問して、挙手させたら良いのに
いちいち挙手した人に1人1人、何がやりたい?って聞いていってたから
うわ、めんどくさー。
めっちゃ時間かかるのに。
多数決したら良いのに
と思ってました。
口にしませんでしたが。
文化祭なんて興味ないし。
一匹狼が許されるのは美男美女だけ
他人と群れなくて一匹狼、〇〇君ってクールでカッコいい!
なんてのはイケメンだから許されるんです。
眼鏡かけた、地味でさえないブサメンが一人でいても
あいつ友達いなくてかわいそーwwって思われるだけでしょう。
女だって同じです。美人だったら女友達と群れなくて
〇〇さん素敵!カッコイイ!ってなるけど
眼鏡かけた、地味でさえないブスな女が一人でいたら
あいつ友達いなくてハブられてるwwってなるだけです
小学生の頃は幸い、そこまで酷いイジメはありませんでしたが
「変な人」扱いはされてました。
でも「変な人扱いされたくないから、周りに合わせよう」
という気は、これっぽっちも思わなかったです。
自分では変人でも何でもなく、普通の人だと思ってたので。
協調性を身に着けるにはどうしたら良い?
では、協調性がないアスペルガーが協調性を身に着けるにはどうしたら良いか?
発達障害者が考えてみました。
協調性を身に着ける方法その1:「普通」を知る
アスペルガーが一番?嫌いな言葉が「普通」です。
普通のことが出来ないから困っているんですよね。
私もアスペルガー当事者なので、めちゃくちゃ気持ちがわかります。
「普通の事」が出来なくても大丈夫です。
「普通の事」がわかるというだけでも一歩前進することが出来ます。
この「普通の事」っていうのは、なかなかわからないものなんですよね。
どうしても自分のモノサシが基準なので、自分が普通だと思ってしまう事が多い。
でも、そのモノサシはだいたい(っていうかほとんど)普通じゃないっていう。
発達障害者の基準って変らしいですね。
本人は自覚がないのですが…
協調性を身に着ける方法その2:相手との共通点を探す
人は共通項の多いタイプに親近感が沸きやすい生き物。
出身地が同じだったり、年齢が近かったりすると親近感がわきますよね。
相手と共通している部分を探すと効果的。
共通点が多いという事がキッカケで人と仲良くなるという事は多いです。
そういう共通点が多い人が周囲に増えれば
協調性は高めていく事が可能になります。
小学生だとどうしても、住んでいる地域は近所だし
年齢も同い年なので共通点を見つけるという事が難しいのですが
好きな物が一緒、とかだと見つけやすいんじゃないでしょうか。
好きな授業が一緒!好きな給食が一緒!とかでも大丈夫。
私の場合は「絵を描く事が好き」だったので
同じように、絵を描くのが好きな人に親近感を持っていました。
協調性を身に着ける方法その3:協調性がなくても大丈夫な仕事に就く
小説家や芸術家の人って、協調性があまりない人が多いです。
でも、社会に認められているし立派なお仕事ですよね。
基本的に「1人で創作する」という作業は、協調性がなくても出来る仕事です。
そういう、1人で出来る仕事に就くという事も大切かもしれません。
うっかりチームワークが大切な企業とかに入ったら
地獄の日々が待ってますよ…。
学生時代って「集団行動」を勉強する場でもありますので
協調性が自然と身に着くよう、勉強させられる場でもあります。
でも協調性がないアスペルガーは
集団行動からはみ出ちゃうんですよね…
別に無理して周りに合わせる必要はないと思います。
合わせないとだいたい、イジメられますが。
イジメられたくなかったら無理して周りに合わせるしかないです。
それか、海外に逃亡するしかないんじゃないでしょうか。
日本はとにかく協調性を大事にしている国なので
日本の学校に通っている限りは、難しいと思います。
(社会人になれば、わりと自由になります)
後日談
結局、担任の先生から
両方するのは大変なのでどっちかだけにして!!
と言われて、お化け屋敷だけになりました。
ほら見ろ!!