発達障害の凸凹は周囲が気付くのも大事

あかねこの過去

発達障害者の就労

こんにちは。アスペルガー当事者ですが一応働いている、あかねこ(@akaneko222222)です


前回の記事でNHKのクローズアップ現代+「発達障害と職場改革」について書いたんですが

「自分の得意な分野が何かわからない」という声を頂戴しました。

なので今日は「発達障害者の凸凹」ついて考えてみようと思います(´・ω・`)

クローズアップ現代「発達障害と職場改革」感想
まだ発達障害という言葉が浸透していない頃に働いていた当時は、仕事出来なさすぎで時給減らされました。今だに発達障害者に対しての求人は少ないし現状は厳しいです

発達障害者の凸凹

アスペルガーは「凸凹がある」とはよく言われています。

普通の人でも「凸凹あるよ~」って言いますが、当事者から見たらそんなのたいしたことないです。

誰だって得意な事、不得意な事、あるんやから。

それが発達障害者は明らかに凸凹してるんです。


ふつうの人の凹が「1」だとしたら、発達障害者は「0」だと思います。

1に掛け算したら多少は数字が増えますが

0にいくら掛け算しても、数字は増えません。

アスペルガーの凸凹

アスペルガー当事者、自分の凸凹は何かと考えてみました。

凸の部分

・集中力が凄い(よく過集中になる)

・興味がある事に関しては物凄く知識が豊富

・興味がある事に関しては記憶力が凄い

・浮気しない

・バカ正直

・単純作業でも飽きない

・一人行動でも平気

・視覚優位なので一度見たらだいたい覚える

凹の部分

・空気が読めない

・コミュニケーション能力がまるでない

・視覚優位なので電話で会話が出来ない

・興味のない事に関しては全く興味を持てない

・すさまじく運動音痴

・1度に2つ以上の事が同時に出来ない

・騙されやすい

・慢性疲労

将来の夢

だいたい「将来こんな風になりたい」と自分自身で気付くのは中学生くらいの頃かなと思います。

小学生の頃にぼんやりと将来の夢はあって、ハッキリしてくるのは中学生の頃。

だいたい高校生の時に進路が分かれるよね。専門学校に行ったり、音楽科とか工業科とかの特殊な学科に進んだり。


私の好きな舞妓さんも、だいたい中学卒業の15歳前後で舞妓さん修行になります。

まだ気付けなかったり、よくわからないという人は普通科の高校に進むのかな。

私は絵を描くのが好きなので美術科に行きたかったけど、落ちたので商業科に行きました。

でも結局イジメが原因で中退した(;´・ω・)

アスペルガーが商業高校に入学したらイジメられた
商業高校は女子が多いということをよく知らずに入学したら同年代の女性に嫌われやすい発達障害者は案の定いじめられた。ただ簿記とか電卓の授業は楽しかった

なんとなく自分がわかってくる

高校生くらいになってくると自分の得意、不得意ばハッキリしてくるので

私は「接客業は苦手」「肉体労働も苦手」「パソコン作業が得意」というのはハッキリしてました。

なので漠然と事務員かな、と思ってたんですが、あまりに自分が電話出来なさ過ぎてびっくりした。

事務員って電話対応が必須やんね…。

自分でわからない部分も当然ある

1回目の結婚で22歳の時に家を出て、26歳の時に滋賀に戻ってきて

(実はこの時まだ離婚は成立していない。別居状態)

そこから障害者枠で就職活動して、全然決まらなくて

28歳の時にとある一般企業に採用されて働いていたのですが、クローズド就労で普通の事務員でした

普通の事務員やから、当然電話対応もある。


でもぜんっぜん出来なかった


普通の会社ならここで「電話出来ないからクビ」になってもおかしくないんですが

私は幸い、電話以外の作業は真面目にやっていたので別途電話担当してくれる人が採用されました。

かなり嬉しかった~。

その頃に男社長が


社長
社長

サイトウさん、Photoshopやってみない?


あかね
あかね

フォトショップって使ったことないんですけど…


社長
社長

ネットとか本で調べてやってみて!(丸投げ)


あかね
あかね

ええ・・・何ちゅー無茶ぶり(;´Д`)


やってみたら楽しかった

それまでフォトショップなんて使ったことないし、やり方なんて知らないし

(他に教えてくれる人がいるわけではない。社長は忙しいのでほとんど事務所いないし)

仕方ないのでネットで調べながら独学で勉強したのですが

これが楽しかった


今はアプリで簡単に写真加工が出来るけど、10年前はアプリなんてなかったので

フォトショップで加工がメインやったんですが

加工作業が楽しい!!!!


イラストレーターも同じように勉強しましたが、フォトショップのほうが好きです。


食わず嫌いならぬ、やらず嫌い

それまで私はフォトショップって「難しそうやから」やったことがありませんでした。

仕事でなかったら、たぶんやらなかったと思います。アドビのソフトも高いしね。

でもやってみたら、面白かったっていう。


電話かかってきても電話担当の人が出てくれるから電話で作業が中断されるわけじゃないし

一日中パソコンに座って作業するのは苦にならないし

なによりフォトショップの作業が楽しい。



従業員の特性を生かすのも雇用側の役目

「この人はパソコン作業得意やからフォトショップやらせてみたら出来そうやな」

「絵を描くのが好きだからデザイン系が得意そうやな」

と男社長が思ったのか、どうなのかはわかりません。

ただ、自分の性分に物凄く合っていたので、特性を見抜いてくれた社長には感謝しています。


私の後に電話担当で入社してきた人は、喋るのが得意で電話でのクレームなんかもテキパキ対応されていました。

その人は「喋るのは得意だけどパソコン作業は苦手」と言っていたので

電話以外も来客など対人関係は全部この人で、パソコン作業はほとんど私で、と役割分担していました。


「電話が苦手」とわかっているのであれば何で苦手なことをさせるの?

苦手なこともやるのが当たり前?

みんな嫌々ながら仕事やってるって?


そりゃ普通の人やったら「何でもそこそこ」出来るやろうけど

発達凸凹当事者にとったら「そこそこ」どころか「全く」出来ないんやけど!!!!!!!!!

それで「何で出来ないの!」って怒られるの!!!!!!!!!


当然この凸凹は自分自身で知っている事が一番大事やけど、自分では気付いていない部分も多いと思う。

凹部分を増やすのではなく、凸部分を見抜いてその特性を生かしてほしい。

凹部分はいくら頑張っても0のままの事が多いです。これは自覚してます。


そしていくら怒っても注意しても0のままです。これはわかってもらいたい。


凸部分は掛け算したら、その分だけ能力が伸びます。ハッキリ言って普通の人以上に伸びると思ってます。

こどもの場合

発達障害児だったら、この凸部分を伸ばすのは親の役目かなと思います。

一番はこども自身がやりたい事をやらせるのが一番やけど、多少違う事をやらせてみるのも良いんちゃうかな。

案外これが出来た!っていう発見があるかもしれません。


自分には何も得意な事がない…と嘆いている人は多いですが、別に得意じゃなくても自分が好きな事で良いんです。

せっかく普通の人にはない凸部分があるんやから。

当事者も、周囲の人も、ほとんどの人が凹部分にしか目を向けていないと思います。

なので凸部分に目を向けてくれる人が増える事を願います(´・ω・`)

error:Content is protected !!