成人おめでとうございます
本日は成人式の日です。
当然?成人式には出席していない、発達障害者あかねこ(@akaneko222222)です
今年は平成最後の年なので、平成31年の2019年。
あんなもの中学生とか高校生の同窓会やんね。
学生時代はイジメにしかあっていないし、友達もいなかったし、当然!出席しませんでした。
ただ、写真だけはどうしても撮影してほしい!という親の願いにより、写真だけは撮りました。
成人式の衣装は何を着た?
女の子であれば、ほとんどは振袖の着物だと思います。
男性はスーツが多いですね。たまに紋付き袴の着物を着ている男の子もいて、カッコいい!
私も振袖でしたが、上に姉がいるので姉が着た振袖をそのまま着ました。
が。
何の相談もなかった。
この色がいい?
この柄がいい?
とか、何も相談なく、姉が自由に決めた振袖を親が買ったので、それを着ました。
(凄く家族に対して反抗的だったので、相談されてもどうでもいいという返事をしたと思う)
一応、母は確認をしてくれましたが…
あかねちゃん用に振袖、
新しいの買う?レンタルする?
別に…お姉ちゃんの振袖あるからそれでいい
振袖の色や柄はやっぱり自分で選びたい!
私だって自分で選んだ振袖、買ってもらいたかったよ。
でもそんなお金の余裕がないことは、よぉーーーくわかってたので。
※うちは車が1家に1台でなく、1人1台必要なレベルの田舎に住んでいますが
貧乏なので1台も車がなかった
姉の振袖があるのに、わざわざお金出してレンタルするのも勿体ないので
(一応空気読んだらしい)
どうせ成人式には出ないし、写真撮るだけやし、と嫌々着ました。
姉は保守的な人なので昔ならのすっごい地味な、えんじ色の古典柄だったので、なおさら嫌やった。
私はピンクの派手なものが着たかったのに。
※30歳過ぎて自分で着物の着付け出来るようになってから、
念願だったピンクの振袖を中古で買って長浜きもの園遊会に参加しました
ちなみにその、地味な振袖はまだ実家にあるます。
姉の子供が女の子2人いるので、その子達が成人したら多分着るでしょう。
嫌だって言ったらどうするんやろう
成人式に出席できない発達障害者は多い
私が20歳の頃は発達障害なんて言葉なかったのですが
成人式に出席出来ない発達障害者は、多いと思います。
そもそも、女の子の場合は振袖の着付けが難しいんじゃないか?と思った。
・着付をしてもらうという事が普段ないので、普段と違う状況にパニックになる
・着付けをしてもらう間じっとしていないといけないけれど、じっとしていることが出来ない
・和服に慣れていないので、紐の締め付けなどで体調が悪くなる
もしも成人式に出席出来たとしても
・大人数の中にいるのが辛い
・聴覚過敏でたくさんの音の中にいるのが辛い
・普段と違う環境でパニックになる
・着物が着崩れたら予想外の出来事に対応出来なくてパニックになる
とか、不安要素はたくさんあります。
幸い、私はもともと着物が好きなのであんまり振袖に対して抵抗はなかったんですが
(プライベートで着物を着だしたのは30歳過ぎてからやったけど)
10代の子で普段から着物を着ているなんて人は
和のお稽古をやっているとかじゃない限り、ほとんどいないと思います。
きもの効果は絶大!着物セラピー
そこで「発達障害の人は成人式、どうしているんやろう」と気になって調べたら
「着物セラピー」さんというサイトを見つけました。
https://www.kimonotherapy.com/
着物を着たら「綺麗だね」と褒めてもらえる事が増えます。
私も普段から着物を着ていますが、洋服ではまずないことです。
顔面偏差値が低いから顔面を褒めてもらえる事は皆無ですが
「お着物、綺麗ね」「素敵ですね」とほめてもらえる事は多いです。
女性は特に「綺麗」「かわいい」と言われると、本当にキレイになる人が多いし
褒められたら誰だって嬉しいもんですよね。
着物にはそんな力があるので、着物セラピーという名前がつけられたようです。
発達障害者はカメラマンの指示が理解出来ない
これは読んでいて自分もそうだ!と思ったのですが
障害者って「カメラマンの要望に応える」ということが本当に難しいです。
「目線こっちにして、顔は横向けて」
「そうじゃない!さっきのポーズに戻って!」
とか
「何言うてんのかわからん」
ことが多数!!!!
「もうちょっと笑って」とか
ちょっとってなんやねん!!!!!!!!
「ニヤリ( ̄▽ ̄)じゃなくて、ニコっ(^▽^)として」
とか、わけわかんねーよ!!!!!!!!
普通の人だったら出来るのかもしれません。
でも、アスペルガー当事者からしたらカメラマンの言うてることが全然理解出来ないんです。
視覚優位なので、紙に書いて指示してもらえるならまだわかりやすいんやけどすべて口頭やし。
きっとカメラマンさんの頭の中ではイメージがあるんやろうけど
カメラマンの頭の中のイメージなんて、見えねーんだから、わかるか!!!
わからんから動作もぎこちないし、聞き返したら怒られるし。
ほんっとーに写真撮られるのは嫌いです。自分でも滅多に撮りません。
被写体のモデルなんて絶対出来ません(´・ω・`)
そんな知的障害、精神障害、発達障害者向けにゆっくりカメラマンが向き合ってくれるという。
「こういうポーズして」などと細かい指示はせず
モデルさんの気分に合わせて待ってもらえる。
自由に撮影してもらえるようです。
思わず連絡を取ってしまった
このHPを見ていて、思わず担当者の方に「ブログで紹介しても良いですか!?」と連絡してしまいました。
そうしたら快諾していただいたので、こうやって掲載させてもらっています。
普段、ブログとかで紹介するのって相手に承諾をとることはほとんどないのですが
相手の方と少しお話してみたいな、と思ったので、つい。
相手の方もお話してみたいですヾ(*´∀`*)ノと言ってくださったのですが
住まいが遠いので、機会があれば直接お話伺ってみたいなぁ。
着物セラピーさんは主に東京や千葉といった関東で活動されております。
(私は滋賀県民なので、関西が活動圏内です)
とあるHPを見て、発達障害者にとって素敵な内容だったので思わずブログで紹介させてください!と問い合わせ送ったら、是非(*´∀`*)とお返事がきたので近いうちに紹介します。アスペルガーは共感力が弱いけど、この内容には共感出来た。
— サイトウアカネ@ASD/ADHD (@akaneko222222) 2019年1月9日
発達障害者でも、振袖を諦めないで
「人が多い場所が苦手なので、成人式に出ることが出来なかった」
「写真だけでも撮ってもらおうと思ったけど、カメラマンの指示がわからない」
「着物は着てみたいけど、人に身体を触られるのが苦手」
など、振袖を着ることや、写真を撮ることに抵抗がある発達障害者は多いと思います。
私もそうだったので。
成人式に出席しなかったことは、別に後悔してません。
友達いないし、人が多い場所が苦手なので、行ったところで絶対楽しくなかったので。
ただ写真だけでも…というのは、親の願いかなと思います。
大人になってからは成人式と、結婚式の写真だけは記念に撮っておきたいもんです
(他はどーでもいいけど)
着物は紐でギューギュー締め付けられるから苦しい!とかいう人も多いですが
上手な人が時間に余裕をもって着付けしたら、苦しくないですよ(´・ω・`)
たぶん成人式の日とかって、たくさんの人を着付けしないといけないから
着付する側も急いでギューギュー締め付けるんやろうけど
(着崩れしないように強めに締め付けるのもあります)
そうすると余計「着物は苦しいもんだ!着るのが大変だ!」と思ってしまって悪循環。
もったいない!!
色々と発達障害者に考慮がされている
これは私もなんですが「他人に身体を触られるのが苦手」という特性があります。
着付する上で身体を触ったり、ヘアメイクをするうえで髪の毛や顔を触るのは仕方ない事なのですが
考慮してもらえます。
普通のとこだったら
「そんなん、触るのなんて当たり前やん!」
って考慮すらされませんから。
最悪、当日機嫌が悪くて撮影出来なかった場合は後日撮り直すか、キャンセル出来ることが出来ます。
※最低保証料金だけはかかります
これはありがたいなと思いました。
躁うつ病とかは特に気分の変化が激しいので、今日は嫌だ!という気分の時がありますよね。
こうなると最後、絶対言う事を聞きません
(頑固頭なのでものすごーーーーく気持ちわかります)
すでに成人を過ぎている場合でも大丈夫です。
きものの着付けサービスは星の数ほどたくさんありますが
発達障害者向けの着付けや写真撮影サービスは現状ではほとんどありませんので、今後増えたら良いなと思っています。
何かしらの障害が着物を着る事の妨げになるのであれば、勿体ない。
きものって華やかなので物凄くインスタ映え☆するし
特に若い女の子だったらテンションあがるよ。
着物セラピーさんへのお問い合わせはこちらから
私は一応着物着る事が出来ますが自分で着るしか出来ないので、他人への着付けは出来ません
(勉強したいなとは思っていますが)
なので着付けのお手伝いなどは出来ないのですが
1人でも多くの発達障害者に着物を着てもらえたらなと思っていますので
「きもの好きな発達障害当事者」として宣伝させていただきます。
興味がある方は、着物セラピーさんへ直接お問い合わせくださいね。
info@kimonoelegant.com
090ー6508ー7550