コロナ禍でオンライン会議が主流になってるね!
アイドルも握手会じゃなくてオンラインお話会をしたよ
オンライン会議…苦手…。
発達障害者は対面会話が苦手だけど、オンラインだったら喋れるの?
電話だろうとビデオ通話だろうと対面だろうと
人とのコミュニケーションは全部苦手だよ!(´;ω;`)
今回は「発達障害者とオンライン会議」についての話です。
コロナ禍で、社会人の場合は在宅で仕事、オンライン会議。
学生は在宅で勉強、オンライン授業。
などと、とにかく「オンラインでのビデオ会話」が主流となっている今日この頃。
発達障害者は「人とのコミュニケーションが苦手」な事はよく知られているんですが
ビデオ会議だとどうなるの?
もちろん個人差はあると思いますし、喋るの大好きなADHDタイプの人だったら
自分ばっかり喋ってウザがられるというのもあるみたいですが(笑)
無口でコミュ障なASDの私は、ビデオ会話は大っ嫌いです。
では何故、苦手なのかを考えてみましょう。
苦手な理由1:オンラインだとさらに察する事がわかりにくい
対面での会話だと、目線とか表情、ジェスチャーで「空気を読んで」
相手の考えを「察する」事が必要なのですが
ASDはこの「察する」事がとても苦手です。
ところがオンライン会議だとこの「察する」事が各段に難しくなります。
健常者ですが難しい!と言ってますよ。
発達障害者に出来るわけがないんじゃないか。
苦手な理由2:情報量が多すぎて処理できない
以前から私はyoutubeが苦手だと言ってるのですが
オンライン会議も似たような感じで、苦手です。
「タイピングされた文字」と
「口頭で喋っている言葉」が
一緒に流れる
じゃないですか。
これがとにかく苦手で。
私は視覚優位なので「タイピングされた文字」は読むことは出来るのですが
「口頭で喋っている言葉」は聞き取る事が苦手です。
複数の人が喋ってたら、誰が喋ってんのかわからなくなるし
文字が流れるスピードが速いと、文字を追うだけで必死になる…
結局、会議が終わった頃には
「何言ってたんだっけ」と内容を覚えていません。。。
苦手な理由3:音声が不明確で聞き取れない
対面も苦手ですが、電話はもっと苦手です。
何を言っているのか聞き取れないので。
オンライン会議も同じように音声での聞き取りが主流なのですが
機会を通すので、音声が聞こえにくい!!
これは電話よりも聞こえにくい気がします
(機械にもよるかな)
1対1ならまだマシですが、1対複数だともう誰が喋ってんのかわからんし
音声が遅れたりするし、混乱します。
苦手な理由4:視覚過敏と聴覚過敏
感覚過敏の中で「視覚過敏」と「聴覚過敏」がビデオ会議の時に支障になります。
視覚過敏は
・パソコンの画面がまぶしい
聴覚過敏は
・他の人の生活音が気になる
・イヤフォンをしたら耳が痛くなる
・パソコンのザーっという音すら気になる
特に聴覚過敏が問題ですね。
音声を聞き取るためにイヤフォンをしていたら、耳が痛くなるし
かといって外していると、生活音がめちゃくちゃ気になって
ビデオ会議で何喋ってんのか聞こえなくなってしまいます。
周囲でも同じように在宅している人が増えたからか
他人の生活音がめちゃくちゃ気になってしまいます。
苦手な理由5:ビデオ会議に集中出来ない
ビデオ会議って自分の興味がなければすぐに飽きちゃいます。
飽きたら…パソコンで他の画面を見ちゃいませんか。
ウェブカメラの前にさえいれば良いので、画面に写っていない部分で
スマホゲームやったり、漫画読んじゃってるかもしれませんね。
特に集中力の持続しないADHDさんに多いと思います。
もちろんダメなことだってわかってますが…
でも、飽きるのは仕方ないんじゃない?
誰だって校長先生のしょーもない長話、聞きたくないでしょう。
私もしょっちゅうサボってます(おい)。
苦手な理由6:自分の顔を客観的に見るのが嫌
私の場合、これが一番大きな理由かもしれません。
ビデオ会議って自分の顔も表示されるじゃないですか。
嫌なんですけど。
とにかく自分の顔にコンプレックスがあって、
必要最低限しか鏡を見ないし
自撮りなんて滅多にしないし
よくSNSやLINEのプロフィールを自画像にしている人がいますが
私は絶対にしないし、1度もしたことがありません。
そんな自分の顔を見ながら会話って…何この罰ゲーム。
相手の顔を見ておけば良いけど、
どうしても自分の顔、見てしまうやん。。。
苦手なオンライン会議を克服するためには?
克服!とか言うと大袈裟ですが、
きっと今後オンラインでの活動は続くと思いますので
少しでも改善できるような方法はないか、考えてみました。
解決方法1:事前に書類があると助かる
会議であれば、事前にどういった事を話すのかの書類があると助かります。
授業であれば、授業内容のプリント。
文字で書いてあるだけで、かなり理解度が違います。
えー、書類作るの面倒~とかいう声が聞こえてきそうですが
だったらこっちだってオンライン会議中、サボってても良いですよね(違)
解決方法2:googleドキュメントで文字起こしをする
スマホ版の文字起こしアプリを使ってみたことがあります。
やはり正確性に難があり、変な文章になってしまうし
表示された文字をパソコンで打ち直すのも面倒です。
パソコンであれば「googleドキュメント」を使うのが簡単です。
Google ChromeからGoogleドキュメントを開き
(googleで「googleドキュメント」と検索したら表示されます。)
新しいドキュメントを作成。
白紙のドキュメントが表示されるので、「ツール」→「音声入力」選択します。
許可とブロックが表示されたら、「許可」をクリック。
許可をクリックしたら、画面左のマイクのアイコンをクリック。
黒いマイクが赤になったらOKです。
これでパソコンのマイクから入力された音声が、
文字に変換されてGoogleドキュメント上に表示されていきます。
フォントの変更は、googleドキュメントに設定されているフォントしか使えないため
自分で追加したフリーフォント(UDデジタル教科書体)などは使えません。
なので表示された文字をコピペしてwordなどに貼り付けして
文字を自分の見やすいフォントにする必要があります。
改行なども自動では行われないので、手動です。
学習障害で普通のフォントは読みにくい!という人は多いですよね。
今後、自分で追加したフォントも利用できるように仕様変更してもらいたいです。
完璧に文字を起こすのは無理ですが、
私みたいに聞き取りが致命的に苦手な発達障害者には
補助的に使えると思います。
ノートパソコンならウェブカメラやマイクが内蔵されていることが多いですが
私はデスクトップパソコンユーザーなので、外付けのウェブカメラを使っています。
これはマイク内蔵のウェブカメラですが、自分の音声は拾いますが
相手側の音声を拾う事は難しいので
外付けでマイクはあったほうが良いと思います。
(文字起こしに使いたいなら、なおさら。)
最近はだいぶ値段も安くなったので、
ウェブカメラや外付けマイクは1つあると便利ですよ。
ヘッドセットマイクも使ってみましたが
やっぱり耳が痛くなったので、今は使ってません。
イヤーマフすら苦手な触覚過敏にはダメだった…。
解決方法3:静かな場所を用意する
新たに部屋なんて用意出来ない!という人は多いと思いますが
ほんとーーーーーーーーーーーに聴覚過敏の場合は、周囲の音に対して敏感なので
(このブログで嫌というほど書いてますが)
パソコンを置く場所を変えてみるだけで静かになったりするので、
家の中でどこが一番静かなのか、試してみてください。
私は一番最初はリビング→次に寝室→最終的に旦那の仕事部屋と、
パソコンを置く場所を移動させてます。
旦那の仕事部屋が一番静かだったので、奪い取った(笑)
旦那は寝室で仕事してます。
ノートパソコンなら移動も簡単でしょうが
デスクトップ派なので、でかいデスクトップをそのたび移動させてます。
解決方法4:自分の画面をOFFにする
自分の顔を見なくても良いのであれば、当然表示させません!
zoomでは「セルフビュー非表示」という設定項目がありますし
最悪、ウェブカメラに布でもかぶせておけば良い事です。
この「絶対自分の顔を表示させないといけない」っていう風習が
なくなれば良いんですがね。
ぬいぐるみとか置いていてもいいじゃないか…。
うちだったら猫がいるから、猫を写しておくよ。
さいごに
今後、ますますオンライン化は進んでいくと予想されます。
発達障害者に取ってオンライン化が良いのか悪いのか、
現在のところはわかりませんが
対面もオンラインもどちらも対応できるようにしておきたいですよね。
少しでも参考になれば、嬉しいです。