発達障害の基礎知識
こんにちは。ADHDグレーゾーン、あかねこ(@akaneko222222)です
このブログでは発達障害について書いているのですが、
そもそも「発達障害」の基本的な部分について説明する事がなかったので、今回書いてみました。
ADHD(注意欠如多動性障害)とは?
ADHD(注意欠如多動性障害)とは発達障害の一種です。
発達障害は大きく分けて3種類(ASD、ADHD、LD)に分類されますが、
このADHDの人の割合が一番多いです。
自分自身の意識や行動をコントロールすることに難しさがあり、
不注意、多動性、衝動性といった症状がみられます。
それぞれの症状の現れ方は人によって異なり、以下のように分類されます。
不注意優勢型
気が散りやすかったり忘れっぽかったりする。
目に見える形では動きは少ないが、 頭の中が多動な状態。
「不注意」の特徴が最も強く現れるタイプ。
多動・衝動性優勢型
動きが活発で、落ち着きがない。感情のコントロールも苦手。
集団生活で落ち着きのなさを指摘されるタイプ。
混合型
不注意と多動。衝動性の両方の特徴をもつ。
どの特徴が強く出るかは個人差があるので人によって異なります。
ADHD(注意欠如多動性障害)の原因は?
ADHDの症状には、自分の注意や行動をコントロールする
脳の働き(実行機能)のかたよりが関係していると考えられていますが、
詳しい原因はまだわかっていないとされています。
ADHD(注意欠如多動性障害)によくみられる行動4つ
ADHD(注意欠如多動性障害)の特徴その1:忘れ物や物の紛失が多い
学校からもらってきたプリントを親に渡さない事は日常茶飯事。
5分前に手に持っていた物がいつの間にかどっかいってしまう事は当たり前。
妖怪ウ〇ッチのごとく、本当に妖怪がどっか持ち去っているんだと思っている。
大人の場合は、傘とかペンとかだったら仕方なくコンビニで調達する事がある。
そうしたら数日後に出てきたりする。
同じ物、こんなにいっぱいいらないのに。
遅刻常習犯。本州に住んでいてもウチナータイム
(沖縄の人はわりと遅れる事が当たり前らしい)
約束の時間に来ない。っていうかまだ約束の時間に家にいる。
そもそも約束すら忘れる。
ADHD(注意欠如多動性障害)の特徴その2:落ち着きがない
とにかく動き回ったり、謎の場所によじ登ったりする。
静かな場所で静かに座る場面でも、手足をそわそわ動かしている。
大人の場合は前後左右にウロウロ歩いたり、貧乏ゆすりをしている。
黙っていることが出来ない。思った事はすぐに口にしてしまう。一言多い。
思い立ったら即行動!即結婚!即離婚!即再婚!!←これは私の事です。
よくいえば行動力がある、多動力があるってホリエモンさんが言っておられましたね。
ADHD(注意欠如多動性障害)の特徴その3:整理整頓が苦手
片付けが出来ないけど、片付け本は大好き。
本ばっかりたまっていって余計部屋が狭くなる。
衝動的に買い物をするから、物がどんどんたまっていく。
部屋が散らかっているから探し物が余計見つからない。
頑張って片付けしてみるけど、途中でLINEの通知がきて、LINEの返信をしていたら
意識が完全にスマホに移ってしまう。
中途半端な状態で終わるので、片づける前より余計散らかっている。
でも本人はあんまり気にしていない。
ADHD(注意欠如多動性障害)の特徴その4:集中力が続かない
集中力が全くない。やる気はあるけど集中力が持続しない。
ケアレスミスが多い。テストに名前書き忘れたり、答えを書く場所が1行ズレていたり。
興味がある物には凄く集中してしまうけど、興味の対象がしょっちゅう変わる。
バスケやりたい~、やっぱり野球やりたい~、やっぱりサッカーやりたい(エンドレス)
新商品大好き!珍しい物大好き!!でもすぐ飽きる。
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法5つ
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法その1:気になる物を取り除く
壁に貼ってあるポスターが気になってしまう、
展示物が気になって集中出来ない、という人は多いです。
集中力が散漫する物は目に入らないように工夫を!
最近はこういった「卓上パーテーション」も増えました。
子供用にはこんなタイプが可愛くてオススメ。
机に置くだけで、余計な物が目に入らなくなるので集中力があがります。
大人用にはこんな透明の仕切りがオススメ。
本当は不透明のほうが良いのですが、隣の人と透明の区切りをするだけでも全然違いますよ。
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法その2:声をかける
衝動的に動いてしまいがちなので、声をかけるだけでも違います。
また周囲の人に声をかけてもらうようにお願いしておくのも良いです。
声をかけてもらうと( ゚д゚)ハッ!と我にかえるので(意識どこいってんだ)
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法その3:アラームは時計で
スマホのアラームを使っている人も多いと思いますが、
スマホって一回手に取ると他の情報を見てしまいませんか?
LINEの通知がきているから読んで、返事して、Twitterの通知もきてるから確認して…
ってしてたら遅刻ー!っていうことがしょっちゅう。
なのでアラームは複数のタイマー機能がある時計を使うことをお勧めします。
このアラームは薬を飲む時間を教えてくれます。
文字は変更出来ないですが、好きな写真を入れることが出来るので
「出かける時間」「お風呂に入る時間」
などと自作で文字入りの写真を作って入れておけばわかりやすいのでは?
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法その4:紛失防止タグをつける
「財布やスマホに子機を取り付けて、親機のボタンを押したら子機が鳴る」
というグッズが最近はいっぱいありますね。
スマホアプリを入れて見つけるタイプもありますが、ADHDはそもそもスマホをなくしてしまう!!
この商品は逆探知機能があるので、スマホを探す事も出来ます。
いくつか商品を探しましたが、紛失防止タグって大きい物が多いので、
見た目がダサイのでやっぱり子機は小さい物のほうが良いです。
この商品はシールタイプなので目立ちにくい♪
ちょっと値段は高いけどtile(タイル)は使いやすいと評判です。
Google HomeやAmazon Alexaといったスマートスピーカーの日本語版にも対応しているので
タイルで鍵を鳴らして
と言えばカギのある場所を鳴らしてくれる。めっちゃ便利!
デザインもオシャレなので大人のADHDの人には是非使ってほしいです。
っていうか使ったほうがいい。
ADHD(注意欠如多動性障害)への対応方法その5:薬物治療
ADHDの症状を改善する薬として
・コンサータ(メチルフェニデート)
・ストラテラ(アトモキセチン)
・インチュニブ(グアンファシン)
がありますが、私は服用した事がないので効果はわからないです。
ジェネリック商品としては
・アクセプタ
・アトモキセチン
というものがあります。
服薬によって治るかどうかは、個人差がありますので
気になる方は精神科や心療内科で主治医に相談してみてください。
(実際に飲んでいる人は、効果があると言っている人が多いです)
ADHD当事者から一言
私自身、ADHDに関しては正式な診断を受けていないのでグレーゾーンです
(ASDは診断を受けています)
「ADHDグレー」だと言う人はかなり数が多いとのこと。
このブログはASDがメインですが、ADHD要素もありますので
衝動的に行動して失敗していることもよく書いています。
石橋は叩いて渡るなんてめんどくさい!
叩かずに渡って落ちるタイプ!なADHDグレーゾーン当事者が
「ADHDの日常&ADHDの役に立つ情報」を発信出来るブログでありたいです♪
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